焼き芋食べながら鹿児島満喫を マグマやきいも電車、2年ぶり運行へ


 鹿児島市内を路面電車で巡りながら、鹿児島産のサツマイモを使った焼き芋を食べ比べを楽しめるイベント「マグマやきいも電車」が2月に開催される。2021年の初開催から2年ぶりの実施。事前申し込みが必要で、地元市民はもちろん、全国の焼き芋ファンから関心を集める催しとなりそうだ。

マグマやきいも電車

 催しは、鹿児島市の主催。全国でさまざまな体験型イベントを手がけるクリエイターのアフロマンスさんが率いる「Afro&Co.」(東京都渋谷区恵比寿西)が企画し、鹿児島のテレビ・ラジオ放送局の「南日本放送」(鹿児島市高麗町)が制作・運営にあたる。

 食べ比べする4種の焼き芋は、いずれも鹿児島産。路面電車で街をめぐりながら、コースに合わせて、順番に焼き芋を提供するという。

安納芋

 品種は、全国で人気を集める「安納芋」や「紅はるか」、「シルクスイート」ほか、抗酸化物質のアントシアニンに富み、濃い紫色の果肉が特長の「種子島ゴールド」ーの4種。

 焼き上げは、市内の「焼きいもにぎわい商店」(同市玉里団地)が協力する。

種子島ゴールド

 鹿児島市は全国的に知られる活火山「桜島」を市内に擁し、桜島をイメージする「マグマ」をキーワードに、まちや人が持つ熱量と重ね、さまざまなまちづくりに取り組む。

 さらに「マグマシティ」と自称しており、やきいも電車にもマグマを冠したほか、電車の車体側面にマグマシティのロゴマークもあしらい、市の取り組みアピールする。
鹿児島市の「マグマシティ」のロゴ

 マグマやきいも電車の運行は、2月9日から同12日、17から19日―の計7日間。運行ルートは「神田(交通局前)」から「鹿児島駅前」間を往復する。所要時間は往復で1時間ほど。


 発車時間は各日、15時半、17時、18時半、20時だが、初日の9日は出発式があり、17時から。3歳以上が対象で、参加料は、3歳から小学生までが1千円、中学生以上が2千円。定員は各回13人。

 事前申込制で1月23日までに特設サイト(https://afroand.co/magma_yakiimo_densha/)内の申込フォームか、はがきで申し込む。同26日に結果が通知される予定という。【さつまいもニュースONLINE編集部】