【受賞者一覧あり】優れた干し芋の「頂点」は?茨城県で品評会

本審査会場の様子=2024年1月20日、ひたちなか・東海・那珂 ほしいも協議会事務局提供

サツマイモの農業産出額で全国トップを誇る茨城県――。干し芋の生産量でも日本一の同県で、優れた干し芋を決める「ほしいも品評会」がこのほど、開かれた。主催者によると、本審査では一般消費者約1500人が参加し、試食や投票を行った。【さつまいもニュースONLINE編集部】

【昨年の結果は】茨城名産の干し芋「頂点」決める品評会 140人が審査 金賞に選ばれたのは


「ほしいも品評会」とは?

同品評会は、干し芋づくりがさかんな、ひたちなか市、那珂市、東海村の3市村でつくる「ひたちなか・東海・那珂ほしいも協議会」の主催。

3市村の発展や干し芋の品質・知名度の向上などを目的に2007年から開催され、今回で17回目を数えた。

出品資格は、同協議会の「ほしいも三ツ星生産者認証制度」で、「生産履歴の記帳」「衛生加工の実践」「適正品質表示」―の3要件を充たすとして認定された「三ツ星生産者」が対象。2023年度産の平干しの干し芋を競った。

審査部門は、干し芋原料で知名度の高い「たまゆたか」、ねっとりした食感と高い糖度で人気の高い「べにはるか」、たまゆたかとべにはるか以外の「希少品種」ーの3部門。

各部の金賞に選ばれたのは

たまゆたかの部は、6品の一次審査を経て、本審査に3品が進む中、金賞に「しんあい農園」(ひたちなか市)が選ばれた。同農園は、2021年度、2022年度に続いて3年連続で頂点に立った。

「しんあい農園」の干し芋、同事務局提供

べにはるかの部は、33品中6品が本審査に進み、競合を抑えて「二川農園」(同)が金賞に輝いた。

「二川農園」の干し芋、同事務局提供

希少品種の部は、エントリーした17品から本審査に進んだ3品の中で「萩谷農園 」(東海村)がシルクスイートを使用した干し芋で金賞となった。なお、希少品種の部では、上位3賞の使用品種がいずれもシルクスイートだった。

「萩谷農園 」の干し芋、同事務局提供

各受賞者一覧は、以下の通り