【レビュー】ベルギーの高級チョコレート「 ゴディバ」を販売する ゴディバ ジャパン(東京都港区)が今夏、国内最大規模のサツマイモ専業食品会社「 カルビーかいつかスイートポテト」のブランド芋「紅天使」を使った「紅天使 焼き芋ショコラ」を数量限定中です。チョコ―レートとサツマイモの組み合わせに期待が高まります。味わって得た気づきはーー。【さつまいもニュースONLINE編集部】
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紅天使を採用
紅天使は、菓子大手カルビー傘下の「 カルビーかいつかスイートポテト」の看板商品です。茨城県産原料を独自の貯蔵庫などで熟成させ、甘みを引き出しており、焼き上げることで最高糖度47度にも達するといわれています。
「紅天使 焼き芋ショコラ」は、 ゴディバが日本国内で活躍するシェフと製品を開発する「 ゴディバ マンスリー シェフズ セレクション」と題した取り組みから生まれたアイテム。ミルクチョコレートとダークチョコレートの2種類の展開で、今回、両方が味わえるアソートを購入しました。
チョコとのマリアージュ
まずはミルクチョコレート。一口、味わってみると、紅天使のペーストからつくったというスイートポテトと、外側をコーティングする絶妙な厚みのミルクチョコレートが口の中で混ざり合い、そのマリアージュが楽しめます
スイートポテトはガナッシュのような食感で、ホクホクの焼き芋のような食感に近いイメージです。このホクホクとした食感があることで「サツマイモを食べている!」との印象を強く与えているように感じられました。
サツマイモというと、甘みや香りに注目がいきがちですが、ホクホクからネットリまで食感もサツマイモの大事な魅力な一つだと気づかされたように思います。
食感の豊かさに注目
続いて、ダークチョコレートです。やはり、外側を覆うチョコレートの厚みが絶妙で、スイートポテトとのビターなマリアージュが楽しめました。キンキンに冷えたブラックのアイスコーヒーとの相性は抜群でした。
チョコレートの方が甘みや香りはまさりますが、全体を通した素材の存在感としては、食感の豊かさでスイートポテトも負けていません。試食した編集部のメンバーからは「チョコレートとスイートポテトが対等の存在感を放っている」との声も上がりました。
見過ごされがちな魅力
人によっては「もっとサツマイモを感じたい」と思う人もいるかもしれません。ただ、逆に言えば、世の中のサツマイモのフレーバーをうたう商品が、サツマイモを強調しすぎているという側面もあるように感じています。チョコレートと渡り合える、食感や食味で存在感を示しているのは、紅天使ならではともいえるように思います。
「紅天使 焼き芋ショコラ」は、サツマイモの食感という見過ごされがちな魅力を思い起こさせてくれるとともに、サツマイモを使用したスイーツの豊かさや奥深さをあらためて感じさせるアイテムでした。