サツ活の沼の深さ思い知る…郷愁誘う「川越焼きいもボーロ」


【レビュー】サツマイモは多様な品種があって、さまざまな加工がほどこせる素材としての奥行きの深さがあります。そしてそんなサツマイモを楽しむサツ活(=サツマイモ活動)の楽しみの一つは、掘り出し物にふと出合えることです。「道の駅庄和」(埼玉県春日部市)でまだ出合っていなかった、郷愁をさそう焼き菓子を見つけました。扶桑堂製菓製造の「川越焼きいもボーロ」(販売・長登屋)です。手に取らずにはいられない焼き菓子の味とは……。【さつまいもニュースONLINE編集部】

バニラ風味のジュレで仕上げ

子どもの頃、与えられたボーロを無限に口に運んだ経験がある人は、少なくないのではないでしょうか。口にたくさんかきこんだり、一つを長時間ねぶったり……。ボーロとは、そうしたいわゆる「食べだしたら止まらない」おやつです。


そんなボーロの焼き芋味とは、手を出さずにはいられません。

商品の説明をみると、「川越いも」をペーストにして使用したとあります。


味わってみると、「ああ、これこれ!!」と子どもの頃の昔を思い出してセンチメンタルな気持ちにいざなってくれるような、懐かしのボーロの味わい、そして、口の中に次第に広がるサツマイモのフレーバー。


世の中、サツマイモがブームから「日常」に定着してきて、さまざまなスイーツが登場することが当たり前になっています。トレンドが生み出す新たな地平もあれば、素朴な味わいの中にある変わらない魅力もあるはず。

サツマイモのフレーバーとボーロの卵感が合わさった「川越焼きいもボーロ」をぼりぼり、ぼりぼり食べだしたら、止まらない。止められない。止めたくない……。

シンプル・イズ・ベストのド直球のサツマイモ菓子のおいしさに、ホッとさせられるとともに、まだまだもっと知られざるサツマイモ菓子があるのでは、というサツ活の沼の深さも思い知らされた1品でした。