設立3年目を迎えた「みんなのサツマイモを守るプロジェクト-Save The Sweet Potato-」(SSP)。節目に合わせて、ゲストとサツマイモ産業のいまやこれからを語る連載の第3回。今回は、「おいもクリエイター」としてサツマイモを使ったレシピ開発に取り組み、インスタグラムで約5万4千人超のフォロワーを抱えるえなりんさんです。サツマイモがもっと食卓の身近になるためのアイデアや今後の可能性について、SSP代表の後藤基文氏(welzo取締役)と語り合いました。【さつまいもニュースONLINE】
幼少から大のサツマイモ好き
「自分にしかできないことを」
後藤基文さん(以下、後藤さん) おいもクリエイターとして多岐にわたる活動を行っていらっしゃいますが、サツマイモ愛はいつから始まったことなのですか。
えなりんさん 記憶にないくらい小さなころからのようです。親からは、サツマイモを見ると目がハートになっていた、と言われるくらいです。
私は管理栄養士の資格を持っているのですが、サツマイモは乳幼児からお年寄りまでさまざまな年代の日々の食卓に寄り添うことができる食材と考えています。そうした視点からも、サツマイモはすごいと考えるようになっていきました。
後藤さん インスタグラムで約5万4千人のフォロワーがいらっしゃいますが、いつごろからどのように取り組み始めたのですか。
えなりんさん SNSにはうとかったのですが、周囲からのアドバイスがあり、インスタグラムで料理の情報を発信できることを知り、実家で自分がつくった料理の写真を投稿し始めました。
大学2年ごろから投稿を続けていたところ、インスタグラムで2020年ごろにリール動画(最大90秒の縦型のショート動画)が導入されたのをきっかけに、デジタル一眼レフカメラでリール動画を撮るようになりました。まったくの素人で独学だったため、動画をつくり、投稿して、反省点を次の動画に生かして、を繰り返してきました。
後藤さん サツマイモなどイモ類に特化するようになったきっかけはどのようなものだったのでしょう。
えなりんさん 発信を続けるうち、自分にしかできないことをやろう、と考えるようになりました。それは自分が大好きな、