大分県の菓子製造「菊家」(由布市)は同県産サツマイモを使った菓子で季節限定で販売していた「ゆふいん創作菓子 蜜衛門(みつえもん)」を通年販売に切り替えた。使用する紅はるかの調達に限りがあったことから毎年10月からの季節限定販売としてきたが、要望に応えて通年販売の体制を整えた。本物の焼き芋の見た目に近い見た目と、「口の中でとろける食感」(同社)が特徴のサツマイモスイーツで、供給増でさらなるファン拡大につなげる。【さつまいもニュースONLINE編集部】
累計販売数は「2310万個超」
蜜衛門は2011年に発売、今年で14年目を迎えた。同社の職人が紅はるかの甘さに衝撃を受けたことがきっかけで開発されたという。
焼成などで甘みを引き出したサツマイモあんにバターや卵黄を加え、特製の生地で包んだ。また、焼き芋そっくりの形に仕上げ、ユニークな見た目に仕上げた。
同社発表によると、単品販売数で11年の発売から累計2310万個超が売れた。
価格は5個入りが税込み918円、10個入りが同1836円など。今年5月から通年販売に切り替えている。