「やきいもグランプリ」殿堂入り・野元さんに聞く 焼き芋への思い


7日に幕張メッセ(千葉市)で開幕した、国内を代表するサツマイモのイベント「さつまいも博」の夏版「夏のさつまいも博」。趣向を凝らした様々なサツマイモスイーツが並ぶ中、人一倍、焼き芋を売ることへの思いが強い人がいる。さつまいも博の関連イベント「全国やきいもグランプリ」で3度のチャンピオンに輝き、殿堂入りを果たした「神戸芋屋 志のもと」の社長、野元篤志さんだ。【さつまいもニュースONLINE編集部】


「うちが『ブレずにやる』」

――今回の出店のポイントは。

「『全国やきいもグランプリ』で3度、チャンピオンに選んでいただいたが、その際のサツマイモの冷やし焼き芋を食べ比べできるメニューを用意しました。2022年と23年のときのシルクスイートと、24年の『蜜はるか』です。この2種類を味わってもらえるセットです」

©さつまいも博実行委員会

――3度のチャンピオンで現在は殿堂入りしましたが、焼き芋へのこだわりとは。

「毎回、さつまいも博に出ていますが、サツマイモを使ったスイーツの人気にはすごいものがあります。志のもとでも『芋づくし蜜芋ソフトクリーム』として焼き芋や芋けんぴにソフトクリームを合わせたデザートも販売しますが、やはり根っこにあるのは、サツマイモそのものおいしさをもっと広く知ってほしいという思いがあります」

――とりわけ夏のさつまいも博では、サツマイモスイーツが真っ盛りになる特徴がある。

「そうですね。だからこそ、しっかりと焼き芋(に関する提案)は、焼き芋専門店であり、全国やきいもグランプリで殿堂入りもさせてもらったうちが、『ブレずにやるんだ』ということは強く考えています」

――今後の展望は。

「日本のサツマイモの文化は、世界一にも通じると考えています。お話をいただいているところでもありますが、海外の人々にも焼き芋を食べてもらえるという機会を広げていき、日本の焼き芋のおいしさをもっと広めていきたいという目標があります」