サツマイモを甘い衣で揚げた高知県発の「いも天」が、7日に幕張メッセ(千葉市)で開幕した「夏のさつまいも博」に初登場している。販売しているのは「日曜市のいも天」のブランドで展開する1970年創業の大平商店(高知市)。サツマイモが主役の高知の”ソウルフード”がより多くの人に認知される機会となりそうだ。【さつまいもニュースONLINE編集部】
店舗限定「いも天あいす」も販売
いも天は、いわゆる一般的なサツマイモの天ぷらよりも衣があまじょっぱく、地元ではおやつ感覚で食べられているという。
高知市内で毎週開かれる「日曜市」と呼ばれる国内最大級の街路市を中心に、各スーパーの惣菜コーナーなどでも販売されている。
百貨店の催事などでも販売されてきたが、さつまいも博関連では今回が初登場となった。
今回のさつまいも博では、高知の店舗限定メニューで、いも天を温冷スイーツにアレンジした「いも天あいす」も販売。
SNSでは早速、「アイス乗ったいも天が絶品でした」「おいも食べてるって実感すごい」などと食べた人の感想が投稿されるなど、反響を広げている。
同社の担当者は6日のプレスデーの取材に応じ、「いろいろな催事に出ていますが、夏のさつまいも博では、もっと若い人たちにいも天の存在を知ってもらいたいと考えています」と説明。
「シンプルな見た目ですが、食べたらおいしさが分かってもらえるはず」と力を込めた。
初めて試食をし、熱々でサクッとした食感とかすかな塩味がきいた衣と、ねっとりして素朴な甘さのサツマイモが絶妙なバランスで成り立っていた。「素朴な見た目」の中に、サツマイモの魅力がいっぱいに詰まっていた。「いも天あいす」としてバニラアイスといも天のマリアージュと涼を楽しみながら食べ進めたが、完食すると、「もっといも天が食べたい」と思ってしまうほど、いも天の存在感が大きかった。

