【レビュー】味よし、コスパよし…「妄想」も広がる本家八ッ橋西尾・焼きいもあんなま

【レビュー】京都駅直結の物産品売り場で、京都定番の銘菓「八ッ橋」にサツマイモを使った商品を見つけました。本家八ッ橋西尾(京都市)の「焼きいもあんなま」です。味わってみると、サツマイモファンの妄想はさらに広がって――。【さつまいもニュースONLINE】


300年超の歴史持つ老舗

京都市左京区に本拠を置く本家八ッ橋西尾は1689年に創業の300年以上の歴史を持つ老舗です。京都の玄関口である同駅直結の京都ポルタ2階の「おみやげ街道 亰店」でも、さまざまなフレーバーの生八ッ橋が並んでいて、その一つに「焼きいもあんなま」を見つけました。

変わったフレーバーだとチョコバナナもありました(それはそれでおいしそう)。ホームページを見てみると、チョコミントや夏みかんなどもあり、商品開発に力を入れているのが伝わってきました。

「焼きいもあんなま」を開封してみると、生八ッ橋とサツマイモの色合いは親和性が高いように思います。見た目からして食欲をそそります。


おなじみに二等辺三角形を手にのせてみると、焼きいもあんがつまった中央部分がぷっくらと膨らんでいました。

上品なサツマイモの香り

味わってみると、上品なサツマイモの香りと、きなこがまぶされた八ッ橋の香りとが口の中で合わさっていきました。

最初、ふくらみが小さいかなと感じたのは早計で、第一印象をくつがえす、香りや風味の存在感がありました。とても繊細なので、この焼き芋あんの量が絶妙に感じました。

温かいほうじ茶やブラックコーヒーとのペアリングが最高だと思います。

一つのパッケージに5個入りで価格は、何と250円。価格設定にも驚きです。

カジュアルなおみやげに

京都に足を運んだら購入して損はない一品(ひとしな)に思います。サツマイモ好きな身近な人へのカジュアルなおみやげにもきっと良いと思います。



ただ、ここでサツマイモ好きとしては、妄想も広がりました。香ばしさを意識して焼きいもあんとしたのならば、バターが香り、生クリームを感じられる、スイートポテトあんの生八ッ橋があったならば――。

焼きいもあんでこれほど合うのであれば、スイートポテトあんはさらにそのおいしさを超えてくるのではないか、と。

焼きいもあんなまがおいしければこそ、京都の伝統菓子が、いつかスイートポテトという洋スイーツといつか出会う日を願うのでした。