編集部から

おイモにまつわる楽しい出来事や取材中のエピソード、おイモ関連のミニ情報をサツマイモ好きの編集部メンバーが交代でつづります。

◇第14回 パンク焼き芋にうっとり
カルビーかいつかスイートポテトとオイシックス・ラ・大地が初めてタッグを組んだ、サツマイモのアップサイクル商品の発表イベントに参加してきました。焼き芋の製造時に熱ではじけるなどした規格外のおイモを「パンク焼き芋」と命名し、新たに商品開発した取り組みです▼会場で新作をいくつか試食。最も興味深かったのは、北海道産有塩バターとハチミツを合わせた「パンク焼き芋バター」です。コクや深みのある味わいで、使い道を考えるのが楽しそうなアイテムでした▼デリで注目したの「パンク焼き芋とれんこんのグリルサラダ」。甘い焼き芋にカレーマヨと塩こうじベーコンを加えたサラダで、おかず感が際立つ仕上がりに。どれも焼き芋の甘さを活かした美味しさに思わず感動▼1月25日からオイシックスのサイトで順次販売しており、さらに今後もパンク焼き芋シリーズは開発を継続していくとのこと。引き続き動向を見守っていきたいです(卯)
=2024年1月28日付


◇第13回 リンゴソテーの裏方
マフラーや手袋を使う日も増え、すっかり冬の寒さが染み入る季節になりました。おイモとの相性がよいとされるフルーツで、ちょうど旬を迎えているリンゴをよく食べています▼そのまま食べてもよいのですが、多く手に入った時にはフライパンでバターソテーにします。最近、煮物やパスタなどの料理に芋焼酎を使うのがマイブームで、リンゴのソテーでもトライしてみることに▼リンゴを並べたフライパンに芋焼酎を注ぐと、すぐに芋焼酎の芳醇な香りがキッチンに広がりました。じっくりと焼いてアルコールを飛ばしますが、完成したソテーはふわっと芋焼酎の香りをまとっていい塩梅▼リンゴのバターソテーなので、見た目からはおイモの存在を感じられませんが、味わいの裏方として芋焼酎がしっかりと「仕事」をしていました。こんな使い方ができるのもおイモや芋焼酎の魅力かもしれません。また一つ、お気に入りのおうちデザートが増えました(卯)


◇第12回 思いがけない出会い
秋の夜、友人との食事の帰り路にふらりと立ち寄ったカフェでサツマイモのスイーツに出会いました。東京・北千住駅より歩いて数分の「わかば堂」というお店です▼おしゃれなインテリアの店内で、夜は食事とカフェのスペースを分けている様子。カフェ利用を希望すると、2階へ通されました▼メニューに目を落とすと、こだわりのチーズケーキやチョコレートムースなどが並び、その中にはスイートポテトタルトの記載も発見。早速、注文したところ、もこもことした見た目で可愛らしいタルトが運ばれてきました▼しっとり滑らかなスイートポテトの中にはラムレーズンが入っていて、大人好みの味わい。添えられたクリームと食べ合わせると味変も楽しいアイテムでした。私はお酒を飲めないのですが、コーヒーや紅茶だけでなくおしゃれなカクテルとも合いそうです▼暑さもようやく落ち着いて秋らしくなり、おイモのシーズンも真っ只中。おイモの情報は今年もたくさん溢れていますが、こうした思いがけない出会いも大切にしたい……。そんなことを思いつつ、スマホを取り出し写真を残しました(卯)


◇第11回 多彩な味に感化され
秋分を過ぎても暑さが残る9月の終わり。初のレシピ本の発売を控える「おいもクリエイター」のえなりんさんの取材で、新宿のキッチンスペースを訪れました。掲載メニューを実際に紹介したいと試食会も兼ねられており、ペンとメモを携えながらの味見に▼まず登場したのが、おイモとクリームチーズ、ナッツなどを合わせた「デパ地下サラダ」。おイモを皮付きのまま使うことで風味が生き、箸がどんどん進む味わい。ナッツの食感もアクセントで食欲をかき立てました▼続いて「さつまいもと豚肉のダブルチーズグラタン」。名前だけでおいしそうですね(笑)。おイモと豚肉の甘みをチーズがより引き立て、まさにおかずの主力となってくれるような一品▼おイモメニューの最後は「大学芋のせ焼き芋レアチーズプリン」。プリンの中に焼き芋ペースト、天面に大学芋とまさに「ダブル焼き芋」状態。おイモの自然な甘みや滑らかな食感がクセになりそうでした▼見慣れたおイモからこんなに多彩な味を生み出せるのか……。驚いたり感動したりしながらふと思いました。普段、あまり台所には立たないのですが、今度、レシピ本を見ながら自分でも作ってみようか、と。(電)


◇第10回 虹色の意匠
取材先の壁を見上げて見つけた虹色の意匠に思わずハッとしました。その正体は、宝酒造が2022年から販売する「全量芋焼酎『ISAINA』」のラベルの意匠▼一般的な焼酎の持つ和のテイストと一線を画し、新たな世界観を発信しようとデザインされたもので、都内に22日~24日までオープンする期間限定店舗の鏡面の壁に刷られたものでした▼よく見ると、サツマイモの花、つるや葉、お芋そのものをモチーフにあしらっていますが、デザイン全体でみると、誰かと共有したくなるような洗練された世界観をつくりだしています▼単におしゃれなデザインは多くありますが、芋焼酎のルーツであるモチーフを大事に生かして、親しみやすさも演出。もちろんクリエイティブだけでなく、味わいも青リンゴのようなフルーティな香り。ISAINAの挑戦に今後も目が離せません(長)


◇第9回 秋のグラデーション
売り場でおもしろい「グラデーション」を発見しました。サツマイモの写真が刷られたパウチ入りの商品が目に入り、購入しようと近寄ってみた時のこと▼最初に目に留まったのは「やわらか焼さつまいも」。視線を左にずらしていくと、何とそこには「焼さつまいも&むき栗」。えっ、混ざってる!▼そして、さらに視線を左にずらすと今度は「割れむき栗」に。そう「イモ」から「イモとクリ」そして「クリ」とまるでグラデーションのような陳列▼クリも好きな筆者にとってはウェルカムですが、イモを食べたいとよく見ずにグラデーションの真ん中あたりの商品を買って帰ったら、イモを買ったのにクリも入っていたみたいな「事件」も起こりそう。何となくパッケージも、そっクリだし……。(長)
左からクリ、イモとクリ、イモの各商品


◇第8回 忘れじのフラッペ体験
東京・新橋から電車で約1時間半、茨城県のJR土浦駅直結の「星野リゾート BEB5」。こちらで9月1日から11月20日に開催される「BEBほしいもフェス」の初日を取材で訪ねました▼会場では、3年目となることしの開催から新たに登場したスイーツ「ほしいもフラッペ」を試飲させていただきました。一口飲めば、濃厚な甘さのサツマイモのアイスが入ったシャリシャリのフローズンにうっとり。平干しの干し芋、薄くカリッとした食感の干し芋せんべい、さらにダイス状の干し芋のスナックと個性豊かなトッピングとフラッペとの相性も抜群でした▼宿泊者だけが購入できるそうで、期間中に「BEB5」に宿泊しにた際はぜひ味わっていただきたいです。忘れられない「フラッペ」体験になりました(電)
「ほしいもフラッペ」


◇第7回 また訪れたくなる場所
先日、9月に始まるアフタヌーンティーの催しの取材で、銀座のホテル「ハイアット セントリック 銀座」を訪れました。数年前にもプライベートでイチゴをテーマにしたアフタヌーンティーで友人と足を運んだ場所でもあり、懐かしさと共に新メニューへの期待を膨らませながらの訪問に▼取材ではペストリーシェフの大澤隆一さんにインタビュー。素材へのこだわりや日ごろの思いを熱っぽく語っていただきました▼高級ホテルの格式の高さを備えつつ、壁をつくらない親しみやすさや独創性に満ちた遊び心も感じられるスイーツやセイボリーの数々。話を聞いていると、それらはシェフの人柄とも重なるように感じました▼今後は、ビュッフェで焼き芋の食べ比べメニューを計画中だそうで、10月にはハロウィンにちなんだおイモのメニューも予定しているそう。また友人を誘って、少しおしゃれもして再び訪ねてみたい―。魅力的なメニューや人に接し、そう思わされる取材となりました(卯)
アフタヌーンティーのメニュー


◇第6回 フローズンを片手に
16日に開催された「夏のさつまいも博2023」のプレスデーで会場の様子を取材しました。私が注目したのは明治元年創業の濱田酒造の本格芋焼酎「だいやめ」のフローズン▼まるでライチのようなフルーティーな香りや風味をまとった芋焼酎で、フローズンにすることで真夏の時期にピッタリ。飲み過ぎてしまいそうなおいしさに感動しました会場ではスイーツだけでなく、おかずやおつまみになるおイモアイテムも多数。「だいやめ」のフローズンを片手に、相性のいいアイテムを探してみるのもいいかもしれません思い起こせば、2月の「さつまいも博」では屋外のため寒さに体を震わせながら取材に臨んだ記憶が…。夏のさつまいも博は屋根付きの会場で天候に左右されることはほとんどないでしょう。皆さんの芋活がはかどりますように!(電)
「だいやめ」のフローズン


◇第5回 美術品のようなタルト
四季折々のフルーツをふんだんに使用したタルトで有名な「キル フェ ボン」。その新店舗「東京ドームシティ店」のオープンを記念したレセプションに参加してきました▼内装にこだわった明るい店内のショーケースには、彩り豊かで美術品のようなタルトがずらり。いつまでも眺めていたい気持ちになるほどです秋以降のラインナップにはサツマイモやクリのアイテムも「候補」に入っているそう。おイモの"新作"を伝える記事を編集するのが今から楽しみです(卯)
オープン記念の限定タルト

◇第4回 芋焼酎に酔いしれて
20日の記事でお伝えした「みんなのサツマイモを守るプロジェクト」(SSP)のシンポジウム。会場の「CIC Tokyo」(東京都港区)はスタートアップ企業向けのシェアオフィスで、あすのビジネスを考える人々の活気で満ちていました。シンポ後には試飲会も開かれ、多くの人が楽しげに本場・鹿児島の芋焼酎に舌鼓。私もおいしさのあまり飲み進めてしまいました。その帰り道、あらためてサツマイモ基腐病について考えることを今後も続けたいと強く思いました。おイモの恵みを楽しむ時間がこれからも失われないために(長)
試飲に用意された芋焼酎

◇第3回 鳴沢まんじゅう 
山梨県鳴沢村の道の駅で「鳴沢まんじゅう」に出会いました。トウモロコシ、ゴマ、ココア、カボチャ、ヨモギ、黒糖…と種類豊富で見た目もカラフル。選んだのは紫芋とトウモロコシ。自然な甘さのあんともちもちした皮がマッチして、食べ応えも充分。次回はすべての味をコンプリートしたいです(卯)

◇第2回 実家からの「報告」 
「甘くて美味しかったです」――。編集部メンバーの実家から芋活の報告が届きました。ファーマインドさんの「食べきりおいも」をスーパーで買って食べたとのこと。豊富な食物繊維はお腹の味方になるだけでなく、骨粗しょう症予防(カルシウム、β-カロテン)や抗酸化作用(ビタミンE)にも。たくさん食べて元気でいてほしいです(長)

送られてきたお芋の写真

◇第1回 ぽて父さんに注目
関越自動車道・三芳PA上り(埼玉県)の商業施設「Pasar三芳」で7月15~17日、同施設応援キャラクター「ぽて父さん」の保冷バッグがもらえるキャンペーンが始まります。期間中、3千円以上の買い物をするともらえるとのこと。サツマイモの愛らしいキャラクターで注目です(長)

キャンペーンの告知板=三芳PA上り