おイモにまつわる楽しい出来事や取材中のエピソード、おイモ関連のミニ情報をサツマイモ好きの編集部メンバーが交代でつづります。
売り場でおもしろい「グラデーション」を発見しました。サツマイモの写真が刷られたパウチ入りの商品が目に入り、購入しようと近寄ってみた時のこと▼最初に目に留まったのは「やわらか焼さつまいも」。視線を左にずらしていくと、何とそこには「焼さつまいも&むき栗」。えっ、混ざってる!▼そして、さらに視線を左にずらすと今度は「割れむき栗」に。そう「イモ」から「イモとクリ」そして「クリ」とまるでグラデーションのような陳列▼クリも好きな筆者にとってはウェルカムですが、イモを食べたいとよく見ずにグラデーションの真ん中あたりの商品を買って帰ったら、イモを買ったのにクリも入っていたみたいな「事件」も起こりそう。何となくパッケージも、そっクリだし……。(長)
東京・新橋から電車で約1時間半、茨城県のJR土浦駅直結の「星野リゾート BEB5」。こちらで9月1日から11月20日に開催される「BEBほしいもフェス」の初日を取材で訪ねました▼会場では、3年目となることしの開催から新たに登場したスイーツ「ほしいもフラッペ」を試飲させていただきました。一口飲めば、濃厚な甘さのサツマイモのアイスが入ったシャリシャリのフローズンにうっとり。平干しの干し芋、薄くカリッとした食感の干し芋せんべい、さらにダイス状の干し芋のスナックと個性豊かなトッピングとフラッペとの相性も抜群でした▼宿泊者だけが購入できるそうで、期間中に「BEB5」に宿泊しにた際はぜひ味わっていただきたいです。忘れられない「フラッペ」体験になりました(電)
16日に開催された「夏のさつまいも博2023」のプレスデーで会場の様子を取材しました。私が注目したのは明治元年創業の濱田酒造の本格芋焼酎「だいやめ」のフローズン▼まるでライチのようなフルーティーな香りや風味をまとった芋焼酎で、フローズンにすることで真夏の時期にピッタリ。飲み過ぎてしまいそうなおいしさに感動しました▼会場ではスイーツだけでなく、おかずやおつまみになるおイモアイテムも多数。「だいやめ」のフローズンを片手に、相性のいいアイテムを探してみるのもいいかもしれません▼思い起こせば、2月の「さつまいも博」では屋外のため寒さに体を震わせながら取材に臨んだ記憶が…。夏のさつまいも博は屋根付きの会場で天候に左右されることはほとんどないでしょう。皆さんの芋活がはかどりますように!(電)
◇第12回 思いがけない出会い
秋の夜、友人との食事の帰り路にふらりと立ち寄ったカフェでサツマイモのスイーツに出会いました。東京・北千住駅より歩いて数分の「わかば堂」というお店です▼おしゃれなインテリアの店内で、夜は食事とカフェのスペースを分けている様子。カフェ利用を希望すると、2階へ通されました▼メニューに目を落とすと、こだわりのチーズケーキやチョコレートムースなどが並び、その中にはスイートポテトタルトの記載も発見。早速、注文したところ、もこもことした見た目で可愛らしいタルトが運ばれてきました▼しっとり滑らかなスイートポテトの中にはラムレーズンが入っていて、大人好みの味わい。添えられたクリームと食べ合わせると味変も楽しいアイテムでした。私はお酒を飲めないのですが、コーヒーや紅茶だけでなくおしゃれなカクテルとも合いそうです▼暑さもようやく落ち着いて秋らしくなり、おイモのシーズンも真っ只中。おイモの情報は今年もたくさん溢れていますが、こうした思いがけない出会いも大切にしたい……。そんなことを思いつつ、スマホを取り出し写真を残しました(卯)
◇第11回 多彩な味に感化され
秋分を過ぎても暑さが残る9月の終わり。初のレシピ本の発売を控える「おいもクリエイター」のえなりんさんの取材で、新宿のキッチンスペースを訪れました。掲載メニューを実際に紹介したいと試食会も兼ねられており、ペンとメモを携えながらの味見に▼まず登場したのが、おイモとクリームチーズ、ナッツなどを合わせた「デパ地下サラダ」。おイモを皮付きのまま使うことで風味が生き、箸がどんどん進む味わい。ナッツの食感もアクセントで食欲をかき立てました▼続いて「さつまいもと豚肉のダブルチーズグラタン」。名前だけでおいしそうですね(笑)。おイモと豚肉の甘みをチーズがより引き立て、まさにおかずの主力となってくれるような一品▼おイモメニューの最後は「大学芋のせ焼き芋レアチーズプリン」。プリンの中に焼き芋ペースト、天面に大学芋とまさに「ダブル焼き芋」状態。おイモの自然な甘みや滑らかな食感がクセになりそうでした▼見慣れたおイモからこんなに多彩な味を生み出せるのか……。驚いたり感動したりしながらふと思いました。普段、あまり台所には立たないのですが、今度、レシピ本を見ながら自分でも作ってみようか、と。(電)
◇第10回 虹色の意匠
取材先の壁を見上げて見つけた虹色の意匠に思わずハッとしました。その正体は、宝酒造が2022年から販売する「全量芋焼酎『ISAINA』」のラベルの意匠▼一般的な焼酎の持つ和のテイストと一線を画し、新たな世界観を発信しようとデザインされたもので、都内に22日~24日までオープンする期間限定店舗の鏡面の壁に刷られたものでした▼よく見ると、サツマイモの花、つるや葉、お芋そのものをモチーフにあしらっていますが、デザイン全体でみると、誰かと共有したくなるような洗練された世界観をつくりだしています▼単におしゃれなデザインは多くありますが、芋焼酎のルーツであるモチーフを大事に生かして、親しみやすさも演出。もちろんクリエイティブだけでなく、味わいも青リンゴのようなフルーティな香り。ISAINAの挑戦に今後も目が離せません(長)
◇第9回 秋のグラデーション
◇第8回 忘れじのフラッペ体験
◇第7回 また訪れたくなる場所
先日、9月に始まるアフタヌーンティーの催しの取材で、銀座のホテル「ハイアット セントリック 銀座」を訪れました。数年前にもプライベートでイチゴをテーマにしたアフタヌーンティーで友人と足を運んだ場所でもあり、懐かしさと共に新メニューへの期待を膨らませながらの訪問に▼取材ではペストリーシェフの大澤隆一さんにインタビュー。素材へのこだわりや日ごろの思いを熱っぽく語っていただきました▼高級ホテルの格式の高さを備えつつ、壁をつくらない親しみやすさや独創性に満ちた遊び心も感じられるスイーツやセイボリーの数々。話を聞いていると、それらはシェフの人柄とも重なるように感じました▼今後は、ビュッフェで焼き芋の食べ比べメニューを計画中だそうで、10月にはハロウィンにちなんだおイモのメニューも予定しているそう。また友人を誘って、少しおしゃれもして再び訪ねてみたい―。魅力的なメニューや人に接し、そう思わされる取材となりました(卯)
◇第6回 フローズンを片手に