丸永製菓・おいももなか 国産紅はるか使用のアイス こだわり感じる「2層構造」

 【レビュー】「あいすまんじゅう」や「白くま」シリーズで知られるアイスクリーム製造の九州大手、丸永製菓(福岡県久留米市)の「おいももなか」を購入して食べてみました。その名の通り、見た目や味わいでサツマイモを模したアイスです。その実力はー。

 パッケージから取り出すと、思った以上のサツマイモ感でした。表面の凹凸まで再現されていて、細部にこだわるメーカーの心意気が伝わってきました。


 こだわっているのは、もちろん、見た目だけではありません。原料には、甘さで優れる国産の紅はるかを使用。ガブッとかじりつくと、クリーミーな舌触りとともに、サツマイモのやさしい甘い香りが口の中に広がりました。

 ところが、すぐに思わず、「あっ」と驚かされることになります。実は内部のアイスは2層構造で、さきほどのアイスの下には、ねっとりした、いもあんも入っていたのでした。食味や食感においても、メーカーのサツマイモへの強いこだわりを感じます。
ねっとりした食感が特長の「いもあん」(右下部分)も大きな特長

 クリーミーで香りのよいアイスと、ねっとり濃厚ないもあんが口の中で混ざりあい、美味しく味わうことができました。

 昨今の「第4次」と呼ばれるサツマイモブームをけん引するアイテムのひとつに冷やし焼き芋があります。今回の「おいももなか」はあくまでアイス(種別ではアイスミルク)ですが、冷たい焼いもがスタンダードになりつつあるともいえる現在では、これまで以上に受け入れられやすくなっているのではないでしょうか。

 「おいももなか」を製造する丸永製菓のホームページによると、販売期間は秋から冬まで。1個当たりの容量が130ml、カロリーが167kcal。希望小売価格は税込み162円だそうです。【さつまいもニュースONLINE】