同社は直営店舗として茨城県を中心に関東6か所で焼き芋専門店「蔵出し焼き芋かいつか」を展開するが、店舗名の変更はないという。
社名変更について、同社は「カルビーグループ内の連携を一層強化し、新しい価値を生み出す力を最大化することで、さつまいものリーデイングカンパニーとして国内外事業を拡大・推進していくことを目指す」などとコメントしている。
ポテトかいつかは、1967年創業のサツマイモの卸売問屋として、焼き芋販売業者向けを中心に営業を開始したのがルーツ。国内最大級のサツマイモの取り扱いで知られ、海外向けにも販売網を広げる。「蔵出し焼き芋かいつか」の店舗事業や通販事業でも顧客を開拓している。
■2020年にカルビーグループ傘下に
カルビーの有価証券報告書などによると、カルビーが甘しょ(=サツマイモ)事業への参入にあたり、2020年に「ポテトかいつか」の全株式を取得。ポテトかいつかが自社栽培体制を構築するため設立していた、サツマイモの育苗などを手がける「かいつかファーム」も子会社化していた。
カルビーのポテトかいつかの子会社化について、カルビーは「ポテトかいつかが持つサツマイモの専門知識や技術と、カルビーグループのジャガイモの品種開発や貯蔵技術などの資産を活用することで、甘しょ事業の拡大を図る」などとしている。