アンデスの岩塩に漬け込み 夏の冷たい「塩焼き芋」 追い塩で味変も

アンデスの岩塩に漬け込んだうえでじっくりと焼き上げた「塩焼き芋」をキンキンに冷やし、たっぷりのソフトクリームを添えた「冷(ひや)し塩焼き芋ソフト」が奈良県内の店舗でこのほど発売された。発売したのは「蜜いも天ぷら専門 いも武」(香芝市)。塩焼き芋はサツマイモの甘みを引き立てる製法のトレンドの一つとして近年、注目されている。同店では、客が店先で自分好みに岩塩の「追い塩」も可能にするなど工夫。岩塩が引き出すおイモの甘みを思い思いに楽しめるように提案している。【さつまいもニュースONLINE編集部】

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ことし2月にオープンの新業態

同店は、近畿でフランチャイズ店舗の経営などを手がける武嶋(大阪市浪速区)がことし2月にオープンした新業態の店舗で、蒸したサツマイモを特製の蜜に漬け込み、衣でサックリと揚げた「蜜いも天」を販売している。

いも武の店舗=奈良県香芝市

夏季に向けた新メニューの冷やし焼き芋は茨城県産の紅はるかを使用。アンデスの岩塩への漬け込み工程を経て、じっくりと丁寧に焼き上げているという。

その後、冷却して冷やし焼き芋にしたのち、丸ごと一本をトレーに載せ、たっぷりの北海道牛乳のソフトクリームや大きめのサツマイモのチップスを盛りつけている。

塩焼き芋を丸ごと一本使用

「何度も試作し、たどり着いた」

「これから夏を迎えるにあたり、さらにお客さまにお芋のおいしさを味わっていただきたいという考えから、何度も試作を繰り返し、アンデスの岩塩を使った塩焼き芋にたどり着きました」と同社。

スタッフの発案でソフトクリームを添えたことで、「塩味と濃厚でミルキーな甘さが融合した『甘じょっぱい』味わい」(同社)に仕上がっているという。店先で岩塩を追加できる追い塩の提案も好評といい、「追い塩で自分好みの味変ができるのが嬉しい」などといった声が寄せられている。

「冷し塩焼き芋ソフト」は通常価格で税込み650円、「冷し塩焼き芋」が同340円。