おイモの涼を求めて 秩父・長瀞の夏に出会った「焼き芋ミルク」

埼玉県長瀞町で、ひんやりと涼を運ぶサツマイモのドリンクに出会いました。それは、「長瀞壷焼き芋専門店 moriko」さんの「焼き芋ミルク」です。7月の訪れた日も、その場にとどまっていられない暑さで、冷たいドリンクが恋しくて注文しました。なるほど飲んでみると、サツマイモを感じられる理由とは…。【さつまいもニュースONLINE編集部】


同店は、荒川と並走する秩父鉄道の野上駅と樋口駅の間の地域にありました。店舗外装は、風合いのある木材をふんだんに活用し、おしゃれでどこかホッとする印象を受けました。

訪れた日は、同町の最高気温で34度超にも達する日でした。思わず涼を求めて注文したのが、同店の焼き芋ミルクでした。

ストローで一口吸い込むと、とろみのある食感。そして、ミルキーでありながら、おイモらしい風味がとっても感じられる味わい。暑さでバテ気味の体に心地よい甘さでした。

訊ねてみると、このおイモらしい風味が感じられるようにするために皮も活用して、ドリンクにしているそう。

キャラメルソースによる「味変」

さらに面白いのが、キャラメルソースの存在です。おイモのやさしい甘さに浸っているうちに時折、キャラメルソースの甘みが入ってくるので豊かな「味変」が起こります。

かといってキャラメルソースが主張しすぎる訳でもなく、コントラストがよく効いていました。飲み終えた後、口の中がさっぱりとしていました。

旅の途中で訪れた水辺=寄居町

秩父・長瀞の夏に出会った焼き芋ミルク。今度は、秩父三大氷柱でも知られるように凍てつく秩父の冬に再訪し、熱々の焼き芋も思いっきりほおばってみたいと思いました。