特集 銀座で秋のヌン活いかが お芋の存在感光るもなかの中身

アフタヌーンティーを楽しむ活動を指す「ヌン活」の人気が続く中、東京・銀座のホテル「ハイアット セントリック 銀座 東京」は今秋、サツマイモや和栗、新米などを使ったアフタヌーンティーの催し「芋 栗 新米!秋のまんぷくアフタヌーンティー」を開催する。24日には報道関係者向けの試食会が開かれ、おイモのメニューとして、タイの形をしたアイスもなか「めで鯛アイスモナカ」と、サツマイモのニョッキなどが入った「東京江戸甘味噌スープ」がお目見え。サツマイモの素材がどう生かされているのか。そのこだわりを探った。【さつまいもニュースONLINE編集部】



シンプルにおイモを使う

「サツマイモの繊細な甘さや香りを生かしたいと思いました」。24日、ホテル内のダイニング「NAMIKI667」で開催された試食会。そう熱っぽく語ったのは、2018年からペストリーシェフを務め、今回のアフタヌーンティーのメニューを担当した大澤隆一さんだ。

「芋 栗 新米!秋のまんぷくアフタヌーンティー」は、9月と11月の各月間に開催される。そのスイーツメニューの皿中央に配され、主役級を務めるのがサツマイモを使った「めで鯛アイスモナカ」だ。


「サツマイモらしい風味を損なわないようにシンプルにおイモを使うことにこだわりました」と大澤さんは言う。

タイの形をしたかわいらしいもなかの中には複数の「あん」の層を考案。おイモのペーストとバニラパルフェ、そしてオーブンで焼き上げたというシルクスイートの3層だ。


3層の心地よいマリアージュ

おイモのペーストには、しっとりと潤いを出すために水あめやクリームを合わせ、そのおイモのペーストとバニラパルフェの層の間に焼き上げたシルクスイートを加えることで、「果肉感を出した」。


そうした工夫から、サツマイモの生き生きとした繊細な風味が口の中で広がる仕上がりに。おイモの2層とクリーミィなバニラパルフェの心地よいマリアージュが味わえた。

もう一品のおイモメニューは、東京産の江戸みそと昆布だしを使用し、サツマイモのニョッキなどを具材に加えた「東京江戸甘味噌スープ」だ。


キノコやゴボウなどの「秋らしい具材」も満載で、サツマイモのニョッキは自然なおイモの甘みとニョッキらしいもちっとした食感で、塩味の際立つスープの中で独特の存在感を示していた。
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日本の秋の食卓に着想を得て

同ホテルはデザイン性の高い空間や宿泊に限らない付加価値を備える「ライフスタイルホテル」と呼ばれる業態で知られ、アフタヌーンティーとともに館内空間も楽しみながら時間を過ごせるのが特徴だ。

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おにぎりのような見た目に仕上げたスイーツは「リオレのおにぎりムース」だ。「リオレ」とはお米を甘く煮たデザートで、銀座の「銀座米料亭 八代目儀兵衛」の米をマダガスカル産のオーガニックバニラで炊いてムースにした。


海苔に見立てた竹炭クレープを巻き、内部に梅干しに見立てたラズベリージュレを忍ばせた。遊び心に満ちたメニューの一つとなっている。

「和栗モンブラン」は、ヘーゼルナッツの生地にホイップクリームと和栗のクリームをしぼった。


みずみずしい見た目の「マスカットタルト」は、アーモンドたっぷりの生地にカスタードクリームとマスカットをのせてある。


「焼き林檎のシュークリーム」は、焼き林檎のペーストとキャラメルをカスタードと合わせたという。


金沢の加賀棒ほうじ茶を使った「加賀棒ほうじ茶のジュレとパンナコッタ」は深い味わいと上品な香りが特徴。

スイーツのメニューで甘みが続く中、ほうじ茶ならではの芳醇な香りが口の中をさっぱりとさせてくれる。


「チョコきのこ」は、バニラ味と紅茶味のボンボンショコラに茎に見立てたメレンゲを合わせ、秋の味覚であるキノコのような楽しい見た目にあしらった。


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セイボリー(料理)には「東京江戸甘味噌スープ」以外に、出し汁としょうゆでやさしく味つけした栗の炊き込みごはんを使った「栗ごはんおにぎり」もある。


おにぎりは経木(きょうぎ)に乗せられた状態で提供され、郷愁を誘う雰囲気も味わえる。

飲み物はお茶のメニューが、イングリッシュブレックファスト▽ローズフレンチバニラ▽アールグレイ▽マンゴーストロベリー▽ダージリン▽ジャスミングリーンティー▽カモミール(ノンカフェイン)▽ホットシナモンスパイス▽ペパーミント(同)▽パリ▽緑茶▽アフリカンオータム(同)▽ほうじ茶▽インディゴパンチ(同)ー14種。

コーヒー類のメニューには、コーヒー、カプチーノ、カフェラテ、エスプレッソが用意されている。

気になる開催時期や価格は

「芋 栗 新米!秋のまんぷくアフタヌーンティー」は同ホテル3階のダイニング「NAMIKI667」を会場に、9月1日から30日まで、11月1日から30日まで―の各月間で開催される。


受付時間は正午から午後3時半までで、3時間制。価格は税込み5280円(別途、15%のサービス料がかかる)。

平日予約のみ、「栗ごはんおにぎり」と「東京江戸甘味噌スープ」をのぞいた「芋 栗 新米!秋のまんぷくスイートアフタヌーンティー」を選べる。価格は、同3630円(同)。