宮城・東松島市発「スイートポテトのポタージュ」が限定発売へ

レトルト食品の製造販売の「にしき食品」(宮城県岩沼市)が手がける自社ブランド「NISHIKIYA KITCHEN」が12月7日、宮城県東松島市で栽培されたサツマイモを使用した「スイートポテトのポタージュ」を数量限定で発売する。同市は東日本大震災で津波や塩害の被害を受けたが、サツマイモ栽培で農業復興を続けている。ポタージュは発売4年目にあたる。濃厚なおイモの味わいが感じられるとともに、なめらかな舌触りに仕上げた。【さつまいもニュースONLINE編集部】

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収穫後の追熟で甘さをアップ

使用するサツマイモは、東松島市の「よつばファーム」が丹精した「伊達娘さつまいも蔵出し金時」を使用。


砂浜のような水はけのよい砂畑で育てられ、おイモならではの味がしっかりとしているほか、おイモ特有の繊維質が少ないため、食感がなめらかであることが特徴とされている。

おイモは収穫後に11~13度の低温で2カ月ほどに渡って、追熟させることで、糖化を促し、甘さをアップさせているという。

スイートポテトのような味わい

ポタージュにする上では、追熟して甘みを増したおイモの皮を丁寧にむき、蒸しあげて滑らかなペーストに加工。


さらに生クリームやバターと合わせることでクリーミーなスイートポテトのような味わいに仕上げた。

内容量160グラム、価格は税込み520円。


「スイートポテトのポタージュ」は、にしき食品が本拠を置く宮城県の地元素材を使っておいしいメニューを全国に発信する「宮城の素材シリーズ」と題した商品群のアイテムの一つ。地元ならではの美味しい素材を全国に知ってもらうことに加え、東日本大震災の被災地でもある宮城の素材を使用することで、「震災の記憶を少しでも風化させないという想い」(同社)も込められています。