埼玉県産素材を使ったミルクチーズケーキに「さつまいも味」


温浴・宿泊施設の運営を行う温泉道場(埼玉県ときがわ町)がこのほど、オリジナルのチーズケーキ「湯あがりミルクチーズケーキ工房 ふろまあじゅ」シリーズから、サツマイモを使用した新フレーバー「さつまいも味」を発売した。ふろまあじゅは埼玉県産の乳製品を使用している上、さつまいも味で使用するおイモも同県産のシルクスイートと、地元産の素材にこだわった。解凍具合によって食感の変化も楽しめるという埼玉発の新スイーツだ。同社が運営する温浴・宿泊施設6か所で販売する。【さつまいもニュースONLINE編集部】

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埼玉の乳製品のおいしさ広めたい

ふろまあじゅは、同社運営の複合型リゾート施設「BIO-RESORT HOTEL & SPA O Park OGOSE」(同県越生町)内で製造しているオリジナルのチーズケーキだ。1番人気のミルクをはじめ、ミカンやほうじ茶、イチゴ、コーヒーなどさまざまなフレーバーを展開してきた。


離農が相次ぐ埼玉県内の酪農業界に少しでも貢献をしたいという思いと、同県で生産された乳製品のおいしさを広めたいとの思いなどから開発された経緯があるという。

同社運営の温浴施設やレストラン、宿泊施設、公式オンラインショップで販売してきた。

ミルクチーズケーキとおイモのマリアージュ


そんなふろまあじゅの新フレーバーとしてこのほど、登場したのが「さつまいも味」だ。


埼玉県産の熟成したシルクスイートを使用。おイモならではの甘みやしっとりとした食感を味わえるほか、ミルクチーズケーキとおイモのマリアージュが楽しめるように仕上げた。

冷凍、半解凍、全解凍と、解凍の進み具合で食感が変わるのもユニークな点で、好みの食べごろを探す楽しみもある。

価格は1個450円。

同社はふろまあじゅの取り組みについて、「県内の特産品などと組み合わせることで、地域の情報発信や地産地消の促進、地域活性化につながるように今後も取り組んでいきたい」などと説明している。



温泉道場の取り組みをめぐっては、10月15日配信の「規格外のお芋を露天風呂に 埼玉の温浴施設が期間限定で催し」でお伝えした、さいたま市の温浴施設「おふろcafe utatane」で行われた露天風呂に規格外のおイモを浮かべる「もったいない風呂」を体験してきました。傷がある、形がいびつなどさまざまな理由で流通されなかった埼玉県産のおイモをお風呂に浮かべるという取り組みで、そうしたおイモの存在を身近に感じてもらうなどの狙いが込められていました。ゆず湯などのように水面に浮かぶことはなく、大量のおイモが湯床に沈んでいましたが、手に触れたり鼻を近づけたり、おイモとの入浴は特別な体験になりました。規格外のおイモをしげしげと見つめながら「これ、全然食べられるよなあ」と会話に華を咲かせる若者らの姿が印象的でした。もったいない風呂にしても、ふろまあじゅにしても地域や地元にこだわる取り組みを続ける温泉道場に今後も注目です。