「フラグシップ輸出産地」選出、サツマイモは青果最多に


農水省はこのほど、外部有識者による会議が、国内農畜産物の輸出をリードする役割を担う「フラッグシップ輸出産地」として42産地を選定した、と発表した。サツマイモ関連は青果物で最多となる7産地が選ばれた。選定された産地は今後、農水大臣名で認定証が交付される見込み。【さつまいもニュースONLINE編集部】

 こちらもおすすめ 2023年産の都道府県別サツマイモ収穫量 トップ10は?


条件満たす産地を農水大臣が認定

フラッグシップ輸出産地は、農畜産物の輸出に取り組む産地のうち、輸出先国・地域の規制やニーズに対応した輸出を行っている▼一定の量又は金額の輸出実績がある▼サプライチェーンを構築し、継続的・安定的な輸出を行っている―のいずれも満たす輸出産地を農林水産大臣が認定する制度。

6月26日に開催しされた外部有識者らによる「フラッグシップ輸出産地に関する有識者会議」で、応募があった候補産地からフラッグシップ輸出産地を選定した。

イチゴやブドウ上回る選出に

審査の結果、選定されたのは計42産地。

サツマイモ関連は7産地で、青果物の分類では最多となった。イチゴが4産地、かんきつやブドウがそれぞれ3産地と続いた。

サツマイモでフラッグシップ輸出産地に選ばれたのは、以下の通り。
(カッコ内は対象地域)

かとり農業協同組合
(千葉県成田市・香取市・香取郡多古町)
くしまアオイファーム
(宮崎県串間市、北海道帯広市、茨城県鉾田市、熊本県阿蘇市、鹿児島県指宿市)
ジャパンベジタブル
(静岡県浜松市・袋井市・磐田市・掛川市・菊川市・御前崎市・牧之
原市)
Japan potato
(鹿児島県鹿屋市、千葉県成田市、茨城県鉾田市)
なめがたしおさい農業協同組合 甘藷部会連絡会
(茨城県行方市)
農家ソムリエ~ず
(徳島県徳島市・板野郡松茂町・北島町・鳴門市)
南橋商事
(鹿児島県鹿屋市・肝属郡錦江町・曽於市・志布志市、宮崎県串間市)