年末回顧’22<上>探求の要素多いサツマイモ、サイト「初年」を振り返る

 「おイモのある生活をもっと」―。そんなテーマを掲げ、「さつまいもニュースONLINE」は2022年にスタートしました。全国の焼き芋やお芋スイーツのトレンドや新商品、フードフェスなどのイベント、サツマイモ関連の行政情報まで。硬軟さまざまな話題をとりあげることでサツマイモを巡るさまざまな現象の側面を追いかけてきました。2022年の活動を編集部メンバーで振り返ってみました。【さつまいもニュースONLINE】

編集部員A…元・経済記者の会社員。サイトを立ち上げ、取材・執筆をメインで担当。
編集部員B…企業ホームページの校正担当者。編集部でも校正ほか、リサーチや取材も。


■体系的にトレンドがみえてきた

A 今年も残りわずか。2022年は「さつまいもニュースONLINE」のサイト運営がスタートする第一歩の年となった。

B いろいろとサツマイモの情報を話し合うだけじゃなく、記事として残していくと体系的にトレンドや情報が見えてくるようになった。

A 確かに。記事にすることを念頭に情報を追いかけていくと、さまざまな企業や人々が「こんな取り組みをしているのか」「こんな面白い商品もあるのか」と感動や驚きにたくさん出会った。

B 普段の買い物でも、今まで以上にサツマイモの商品に反応するようにもなったかもしれない。

■「なぜ、サツマイモか」

B 運営開始の初年でもあるのでそもそもサイトをやろうと思った経緯をあらためて聞きたい。

A 元々、家のオーブンでイモを焼いて朝食にしていたとか、単純にサツマイモが好きというのが出発点としてある。サツマイモが好きだって思ってることをもうちょっと具体的に深掘りしたくなった。

B ドライフルーツなど他の分野の食品にも関心があるように思っていた。なぜ、その中でサツマイモを選んだのか。

A ドライフルーツで、メロンとか、チョコでコーティングしたイチジクとか、確かに好きなものは多い。ただ、なぜ、サツマイモかというと、日常で当たり前に食べていたということ以外にも、多くの人々にとって、サツマイモがいつでもスーパーや青果店で購入でき、身近な存在であるというところが大きい。噛む力の衰えたお年寄りも食べることを楽しめるし、もちろん小さな子どもも喜んで食べている。各種ビタミンや食物繊維が豊富(※)で、安眠につながる栄養素も多いなどともいわれるが、美味しいからずっと食べていられる、というのが一番の魅力だ。いろんな品種が通販や物販で購入でき、お芋スイーツも多様化していて、発掘していく楽しみも他の食品に優る要素になっていると感じる。
※「サツマイモの栄養成分の特徴をおしえてください」:農林水産省https://www.maff.go.jp/j/heya/kodomo_sodan/0011/04.html

■「
イモ活」に熱い人々と出会い

B 焼き方とか品種とか、探求していく要素は確かに多い。物販でも選ぶ楽しさがどんどん広がっている。

A あと個人的なことだが、数年前に新聞社を退職した後とか、生活の変化でいろいろ大変だった時に、サツマイモを食べて元気になっていた。食欲がなくても、焼き芋なら食べられる、とか。サツマイモに恩義があるというのが原点であり、活動のモチベーションにもなっている。

B さつまいもニュースONLINEを始めてよかったことは何か。

A サツマイモに携わる人々との出会いが増えたことではないだろうか。テーマに合わせて取材の方法などは変えているが、メールや電話からやりとりが発展していく。広報担当者の方の中にも、やはりイモ活に熱い人々が多くて話を聞いていて、本当に学びが多い。リリースには苦労の一部分しか載っていないが、裏話や経緯を聞いていると頭が下がる。

B そういう多くの出会いや発見が次の取材や活動につながっていっているように感じる。

A サツマイモ好きの輪がどんどん広がり、いろんな人と出会っていける。サツマイモを巡って掘り下げて語り合える。そのことが、いちサツマイモファンとしてもありがたく、嬉しい。

B 継続していくことが大事だと思う。来年も、自分なりの視点や言葉でレビューの記事などを増やしていきたい。

A サツマイモが好きな有志でつくるニュースサイトでもあり、今後も気負わず、ただ、複眼的な視点でサツマイモと向き合っていきたい。

年末回顧’22<下>も近日公開します