■糸都の歴史「シルク岡谷」にちなみ
長野県のほぼ中央に位置し、諏訪湖の西岸に面する岡谷市。かつて生糸の一大生産地で「糸都」として栄え、国内外から「シルク岡谷」と呼ばれた歴史などにちなみ、「シルクスイート」の特産品化などに力を入れている。
栽培オーナー事業もその一環だ。長野県外の人々に広く、岡谷市産シルクスイートを知ってもらいたい考えで、栽培体験を通じ、岡谷市民とのつながりの創出にもつなげる。
実施場所は、岡谷市民総合体育館西側の農園。新たな圃(ほ)場を整備し、2023年度は10組のオーナーを募集する。
■おイモ6キロを保証
苗の植え付け(6月3日予定)や収穫(10月7日予定)以外は、岡谷市の農林水産課職員や地域住民が畑を見守る仕組み。希望者には、畑の状況や生育の様子などを同課職員からSNSなどで個別に報告してもらえる。
苗の植え付けは、1組のオーナーに10本の苗を用意。収穫量でオーナーごとに差が出ないようにするため、1組当たり6キロのシルクスイートを保証するという。
長野県外に住む人が対象で、1組4人までで個人でも応募可能。料金は1組で税込み1500円。
申込方法は4月3日~28日まで、同課まで電話かメールで申し込む。
電話は、☎0266-23-4811(内線1487、農林水産課)。メールアドレスは、nourin@city.okaya.lg.jpまで。