シルクスイートをつくりませんか?岡谷市が栽培オーナーを募集へ


長野県岡谷市は4月3日~28日、甘みが強く滑らかな食感で人気の品種「シルクスイート」の栽培オーナーを募集する。長野県外に住む人が対象で同市が管理する畑で収穫体験を行ってもらう。昨年度にスタートし、今回で2回目。市では、多くの人に市の存在をもっと知ってもらうとともに、シルクスイートの特産品化にもつなげたい考えだ。【さつまいもニュースONLINE編集部】

■糸都の歴史「シルク岡谷」にちなみ

長野県のほぼ中央に位置し、諏訪湖の西岸に面する岡谷市。かつて生糸の一大生産地で「糸都」として栄え、国内外から「シルク岡谷」と呼ばれた歴史などにちなみ、「シルクスイート」の特産品化などに力を入れている。

栽培オーナー事業もその一環だ。長野県外の人々に広く、岡谷市産シルクスイートを知ってもらいたい考えで、栽培体験を通じ、岡谷市民とのつながりの創出にもつなげる。

実施場所は、岡谷市民総合体育館西側の農園。新たな圃(ほ)場を整備し、2023年度は10組のオーナーを募集する。

■おイモ6キロを保証

苗の植え付け(6月3日予定)や収穫(10月7日予定)以外は、岡谷市の農林水産課職員や地域住民が畑を見守る仕組み。希望者には、畑の状況や生育の様子などを同課職員からSNSなどで個別に報告してもらえる。

苗の植え付けは、1組のオーナーに10本の苗を用意。収穫量でオーナーごとに差が出ないようにするため、1組当たり6キロのシルクスイートを保証するという。

長野県外に住む人が対象で、1組4人までで個人でも応募可能。料金は1組で税込み1500円。

申込方法は4月3日~28日まで、同課まで電話かメールで申し込む。

電話は、☎0266-23-4811(内線1487、農林水産課)。メールアドレスは、nourin@city.okaya.lg.jpまで。