[関連]マロンスイートのブリュレや冷やし芋…極楽湯で南種子の「食めぐり」
極楽湯は温浴施設の数で国内42、海外13を誇る店舗数で日本一のスーパー銭湯チェーンとして知られます。「ありふれた日常にちょっとした非日常を」とのテーマの下、種子島南端に位置し、自然豊かで食材に恵まれる南種子町の味覚を楽しんでもらおうとタイアップを企画したといいます。
デザートで味わったのは、「南種子産マロンスイートの冷やし焼芋ブリュレソフト」。名前の通り、マロンスイートの冷やし焼き芋が主役で、その表面を種子島産きび砂糖でキャラメリゼしたアイテムです。
マロンスイートは食感が比較的しっかりとしていて、キャラメリゼしてある香ばしい表面と栗のような実の味わいが合わさり、小ぶりな見た目ながら食べ応えがありました。
アレンジの工夫を感じたのは、添えられたソフトクリームです。おイモ単体で食べるのであれば、実の部分そのものは控えめの甘さですが、ソフトクリームをおイモに載せて一緒に食べることで一気に華やかな甘味が口いっぱいに広がりました。
味変だけでない、きび砂糖の存在感
ただ、このソフトクリームは、味変に一役を買っているだけではありません。
ソフトクリームにもきび砂糖が振ってあることで、ザラっとしたきび砂糖、滑らかなソフトクリーム、ねっとりとホクホクの間をいくおイモというそれぞれの食感や舌ざわりの変化を楽しめました。このあたりに、おイモを最大限引き立てる試行錯誤を感じました。
芋焼酎で柔らかく煮込んだ角煮も
サツマイモが料理の"裏方"として活躍しているメニューもありました。
種子島の芋焼酎「南泉」を使用して柔らかく煮込んだ厚切りの角煮「柔らか豚角煮」です。単品で税込み580円ですが、しっかりと食べたい人にはご飯や味噌汁、冷奴などもついた定食(税込み1290円)も用意されています。
脂がしっかりとのった角煮で、豚の旨味や甘みを十分に味わえる味付けでした。食感はもちろん柔らかなのですが、食感もいくらか残る絶妙なあんばい。芋焼酎で柔らかく煮込んだという手間が生きているように感じました。
サツマイモのシーズンが一巡し、スーパーのサツマイモ売り場も縮小か、終了の季節を迎えています。スーパー銭湯のお風呂上りに、本場・種子島のおイモのスイーツやメニューを堪能できる本フェアは貴重な機会と言えます。
飲食以外にもお土産には、土づくりからこだわった南種子の農場で収穫されたマロンスイートの「冷凍焼き芋」や、種子島党内の農家が丹精した安納芋を使ったアイスなど多彩なアイテムが用意されていました。
フェアは4月13日にスタートし、11月30日まで。
開催店舗は、下記の通り(順不同)。
▽神奈川県 極楽湯 横浜芹が谷店
▽神奈川県 RAKU SPA 鶴見
▽埼玉県 極楽湯 和光店
▽愛知県 RAKU SPA GARDEN 名古屋
▽大阪府 極楽湯 吹田店