天ぷらと妖怪かけあわせた現代アート展が開催へ おイモの姿は?


天ぷらと妖怪をかけあわせた現代アートの展示会「てんぷら妖怪展」がこのほど、阪急百貨店の「博多阪急」(福岡市博多区)で12日から開かれる「ぬまってみらん?夏の陣」と題した催しに出展する。天ぷらの衣をまとった素材を妖怪のように見立てているのが特徴で、カプセルトイとして販売した経緯もあり、てんぷら妖怪たちはSNSやメディアで話題を集めてきた。新たにサツマイモも登場するという。気になるその姿は…。【さつまいもニュースONLINE編集部】

天ぷらで新しい姿に生まれ変わる「おかしみ」

てんぷら妖怪は、妖怪やもののけに関する創作に力を入れるアーティスト、谷村紀明さんの作品。谷村さんが代表を務めるHONNOW(東京都渋谷区)は、現代アートを意味するコンテンポラリー・アートとかけて、「天ぷらと妖怪をかけあわせた世界でもめずらしいコン“テンプラ”リーアート」などと説明している。

食材たちが油でカラッと揚げられることで衣をまとい、天ぷらとしてそれぞれ新しい姿に生まれ変わる「おかしみ」。2022年1月にカプセルトイとして発売した頃から、独自の世界にいざなわれるような不思議な感覚が人気を呼んできた。


今回の「てんぷら妖怪展」では、キッチンペーパーをキャンバスに見立てて描かれた37品のてんぷら妖怪たちの原画展示をはじめ、アートフィギュアの展示、複製原画やてんぷら妖怪のTシャツなどのオリジナルグッズの販売などが行われる。カプセルトイの先行再販売もある。



気になるサツマイモのてんぷら妖怪の姿は

同社によると、サツマイモのてんぷら妖怪は原画が会期初日から、造形作品が会期後半にお目見えする予定。感情を抑えたような何ともいえない表情が特長で、4足ですっと立つ姿が不思議な印象とどこか愛らしさもある妖怪に仕上げられているようにみえる。


会場は、博多阪急7階のリビング用品・筑紫口側エレベーター横。会期は12日から25日までで、午前10時から午後8時(最終日は午後6時まで)。