キルフェボンが10年ぶり新店 気になるおイモアイテムの今後は


フルーツタルト専門店「キル フェ ボン」を運営する「キル フェ ボン」は27日、10年ぶりとなる新店舗東京ドームシティ店」(東京都文京区)をグランドオープンする。24日には同店でメディア発表会も開き、糸井琢弥社長が同店に併設する同社初の持ち帰り専門のドリンクスタンド「スタンド ジュ エ テ」の展開や、東京ドームシティの集客力を生かした新たな顧客の取り込みに意欲をみせた。同社の今後のおイモアイテムの動向についても聞いた。【さつまいもニュースONLINE編集部】

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東京ドームシティ店=東京都文京区


全国11カ所目となる新店舗

27日にグランドオープンする東京ドームシティ店は、東京ドームなどを含む東京ドームシティ内のアミューズメント施設「LaQua(ラクーア)」内に立地。全国11カ所目となる店舗だ。

彩り鮮やかなタルトが並ぶショーケース

24日に開かれたメディア発表会では、糸井社長が東京ドームシティの大規模リニューアルや、吉本興業グループの新劇場の建設など周辺で控える再開発の予定に言及。「新しく生まれ変わる地域の中で幅広い世代にアプローチしていきたい」と同店オープンへの狙いを語った。

登壇した糸井社長

また、大阪や京都など関西方面で回復が目立つインバウンド(訪日外国人客)の需要にも触れ、「海外も含め、国内外の多くの方に利用いただけるよう取り組んでいく」と述べた。

スタンド ジュ エ テは「新たな挑戦」と語った

同社初となる持ち帰り専門のドリンクスタンド「スタンド ジュ エ テ」を巡っては「新たな挑戦」と強調。「大人から子どもまで楽しんでもらえるドリンクを提供していきたい」とした。

注目のおイモアイテムの展開は

今後の商品展開については、営業企画管理本部の担当者が説明。オープン時点のラインナップから漏れたものの、サツマイモを使ったアイテムは「人気が伸長しており、リピーターも多い」。その上で「(スタンド ジュ エ テも含めて)秋冬のメニュー開発でサツマイモやクリは候補に入っている」と説明した。

同社では近年、茨城旭村農業協同組合(JA茨城旭村)のオリジナルのサツマイモブランド 「旭甘十郎」を使用したタルトを開発。2021年に発売し、反響の大きさから、ことし2月にも期間限定販売するなどして注目を集めた。

「茨城県産 “旭甘十郎”のタルト」(同社提供)

オープン記念の限定タルトを披露

メディア発表会では、東京ドームシティ店のオープン記念のタルト「季節のフルーツとクリームドームのタルト」が初お目見え。

季節のフルーツとクリームドームのタルト

「東京ドームシティのきらめきや賑わいをイメージした」といい、ドーム状のクリームの中にはマンゴーがふんだんに入っているほか、そのドームを囲むように季節のさまざまな果物が彩り豊かに添えられている。オープン初日の27日から9月30日まで期間限定で販売する。

スタンド ジュ エ テのアイテムも紹介。キル フェ ボンのタルトをイメージしたフルーツ満載のフラッペ「フルージュ」、フルーツとお茶を合わせたノンアルコールカクテルをイメージした「フルーテ」、紅茶や煎茶をベースにフレーバーを加えた「エルブテ」―の3カテゴリーでさまざまなドリンクを提供していくという。

スタンド ジュ エ テのアイテム

東京ドームシティ店は売り場面積が約152平方メートル。カフェスペースは25席を用意。店内中央に360度のどの角度からもタルトを眺められるショーケースを配置しているほか、その上には同店オリジナルのシャンデリアも装飾されている。

店内中央のタルトのショーケース

営業時間は午前11時から午後8時まで。