寿司後も「おいしく」開発、スシローのスイートポテト 隠し味も


回転ずし大手「スシロー」を運営する「あきんどスシロー」(大阪府吹田市)はこのほど、寿司を食べた後でもおいしく食べられるスイーツを開発・提案する「スシローカフェ部」発のアイテムとして「ほんのりあったかスイートポテト」を全国のスシロー全店で販売をスタートさせた。コクをだすために練乳を隠し味に加えたほか、提供前にほんのりと温めるなど工夫を凝らす一品だ。全国で40万食の数量限定で販売する。【さつまいもニュースONLINE編集部】



「風味豊かで滑らかな食感」

「ほんのりあったかスイートポテト」は、スシローカフェ部が秋のおすすめアイテムとして発表。サツマイモを丁寧に裏ごしし、コクを出すために隠し味として練乳を加え、焼き上げた。



ほんのりと温めた上で提供するといい、「風味が豊かでしっとり滑らかな食感をお楽しみいただけます」と同社。販売予定総数は40万食で、販売期間を10月1日としているが、完売次第終了する。

価格は原則、税込み150円だが、一部店舗では160円や、180円で提供する。持ち帰りはできない。

同時発売の「バナナケーキ」も

また、同時発売で、完熟バナナを使用した「キャラメルばななのしっとりケーキ」の販売もスタートしている。ほんのり販売予定総数は30万食。あったかスイートポテトと同様、販売期間を10月1日としているが、完売次第終了する。


価格は原則250円で、一部店舗で260円、280円の場合もある。

スシローカフェ部とは?

今回の2アイテムを企画したスシローカフェ部は、おすしを食べた後でも美味しく食べられるスイーツの開発・販売を手がける。パティシエを含むメンバーを中心に情報収集に当たるなど奔走し、新商品の企画・開発に力を入れる。

あきんどスシローを傘下に置く「FOOD&LIFE COMPANIES」(大阪府吹田市)によると、8月末現在のスシロー国内店舗数はテイクアウト専門店をのぞき、640店舗に上る。

寿司を食べた後でもおいしく食べられるように、と本業の寿司の延長線上で企画・開発されたスイートポテト。ほんのりと温かくして提供する点にもそうした緻密な戦略が込められているように感じます。多くの人が利用する大手回転寿司店でおイモのメニューがラインアップすることで、より多くの人がおイモに触れられ、芋活を楽しめる機会と選択肢が広がっていきます。