SNSの総フォロワー数が5万人超えでサツマイモやジャガイモといったおイモに特化したレシピを発信しているクリエイター、えなりんさんの初となる著書「どんな食材とも相性抜群!おいもだらけのレシピ」(SDP)が10月13日、発売される。9月下旬には報道陣向けに掲載メニューの試食会を都内で開催。前菜から副菜、主菜、スイーツまで多彩にアレンジしたおイモのメニューを披露し、レシピに込めた思いなども語った。【さつまいもニュースONLINE編集部】
おイモのレシピ動画を発信
えなりんさんは管理栄養士の肩書きを持ちフードプランナーとして働きつつ、レシピ動画などをSNSで発信するクリエイターとしての活動を続けている。
幼少時からおイモを身近に食していた原体験から、「自分が大好きなおイモの魅力やポテンシャルを伝えていきたい」(えなりんさん)とおイモに特化したレシピの考案や情報発信に取り組んでいる。そのため、自身の活動を「おいもクリエイター」と紹介している。
掲載メニューを調理し、披露
初のレシピ本の発売にあたり、実際に掲載したメニューを紹介したいと、新宿区内のキッチンスペースで試食会は開催された。報道関係者などが見守る中、えなりんさん自ら菜箸を握るなどし、調理にあたった。
披露されたのは計5品で、うちサツマイモ関連は、皮つきのサツマイモをナッツやクリームチーズなどと合わせた「デパ地下サラダ」▼乱切りのごろごろとしたサツマイモをふんだんに使った「さつまいもと豚肉のダブルチーズグラタン」▼カラメルソースの代わりに皮付きの香ばしい大学芋をあしらった「大学芋のせ焼き芋レアチーズプリン」ーの3品に上った。
メニューが完成するごとに質疑応答も行われ、記者などから「どうしてサツマイモを使おうと思ったか」「レシピとして完成させる上でどのようなことを大事にしたか」などの質問が相次いでいた。
えなりんさんは、「なるべくおイモ本来の自然な甘みを味わってもらいたい」と調味料を使い過ぎないように心掛けていることや、「調理のハードルを下げて多くの人にレシピのメニューに取り組んでもらいたい」と一般的なスーパーで購入できる素材でつくれるレシピづくりを大事にしていることなどを明かした。
「毎日に寄り添うメニューを」
初の著書の発売を巡っては「毎日に寄り添うメニューをたくさん集めました。(掲載レシピを基に)気負わずにつくってもらえたら」とコメント。
サツマイモにも言及し、「サツマイモはたくさん品種があり、地域によって個性がある。品種や産地を変えれば同じメニューでも味わいが変わるので、そうしたところも楽しんでもらいたい」と話していた。
出版元のSDPによると、今回の著書は2022年9月に同社側からえなりんさんに出版を打診し、企画をスタート。9カ月がかりで編集作業に奔走し、おイモの季節真っ只中の10月に発売することにしたという。掲載レシピはえなりんさんが主な発信ツールとしている写真共有アプリ「インスタグラム」で紹介したもののほか、書籍化にあたり新たに考案したレシピも含まれている。
えなりんさんが初となる著書「どんな食材とも相性抜群!おいもだらけのレシピ」の価格は、税込み1650円。A5判、128ページ。書店での販売ほか、「Amazon(アマゾン)」など大手通販サイトでもオンライン販売する。