夏が近づき、暑さで食欲も落ちてくる季節。食材宅配サービス大手のオイシックス・ラ・大地(東京都品川区)が発売した冷製スープ「パンク焼き芋のほのあまスープ」を味わってみました。サツマイモを焼き上げる際にはじけるなどして規格外となった焼き芋をアップサイクルした「パンク焼き芋」シリーズの第3弾となるアイテムです。その味わいとは――。【さつまいもニュースONLINE編集部】
スープを食べてみて、最も強調したいのが、しっかりと焼き芋の香りが楽しめることです。
女性の編集部員からは、「パセリを振ったことで、いろどりがよくなって食欲がわくのと、香りも加わって、味の深みがより出た」との声があがりました。
その後、ハチミツやメープルシロップも試していきますが、それらのあまみにサツマイモの香りが負けてしまって本来の良さがやや弱まってしまったように感じました。あまみは加えない方がよかったかもーー。
スープに使われているパンク焼き芋は、国内最大規模のサツマイモ専業食品会社「 カルビーかいつかスイートポテト」(茨城県)から供給を受けたものです。
商品は、パウチ袋に入った状態で届きました。
内容量は150グラムで、1袋95キロカロリーの表示がありました。日本食品標準成分表によると、冷奴1皿やモモ1個と同程度のカロリーです。
かいつかが供給する、茨城県産紅はるかで規格外となった焼き芋を活用しており、開封して皿に盛りつけると、皮とみられる微細な粒がスープに混ざっているようでした。
サツマイモのパウダーではない、奥行きのあるサツマイモの香りです。
きちんと、味のよいサツマイモを使って、ストレートにサツマイモのおいしさを提供しているという意味で、本当にサツマイモが好きなファンに剛速球を投げこんでいるような印象を持ちました。
目指した?「絶妙な立ち位置」
それから「おっ」と感じたのが、「ほのあまスープ」という商品名に対し、思ったより塩味が感じられ、スイーツよりもおかずの印象を受けたことでした。
それもそのはずで、オイシックスによると、オニオンソテーと合わせ、ほのかな甘味とさわやかな塩気が口の中にふわっと広がる、やさしい後味に仕上げたのだそう。
今のトレンドからすると、スイーツの味わいに寄せた方がいい気もしましたが、日常の食卓で、他のおかずとも調和がとれる絶妙な立ち位置を目指したようにも感じられました。
アレンジの「正解」は…
アレンジも加えてみます。パセリを振って、アクセントを加えてみました。