【現場発】都心で焼き芋の魅力にひたる…きょうから麻布台ヒルズで「やきいも広場」11月3日まで

森ビル(東京都港区)が運営する複合施設「麻布台ヒルズ」の中央広場で31日から11月3日、サツマイモを中心とした秋の味覚が味わえる催し「やきいも広場」が開催される。焼き芋をはじめ、多彩なサツマイモスイーツなどが味わえるほか、都心の一等地で焚き火のコーナーも登場する。30日には、開催初日に向けた準備が進む中央広場の様子を報道関係者などに公開。やきいも広場の担当者は「多くの人たちが集って、サツマイモやクリなど秋の味覚を楽しんでもらえる場になれば」と話した。【さつまいもニュースONLINE】


会期中はのべ11店舗が出店

やきいも広場は昨年に初開催され、ことしで2回目。焼き芋やサツマイモスイーツを販売する店舗のほか、和栗の専門店など、会期中、のべ11店舗が出店する。


麻布台ヒルズ内に出店する焼き鳥店「鳥しき」はキッチンカーで出店。宮崎県産の紅はるかを特別なタレにくぐらせて焼き上げた「炭焼き芋」を販売する。


食欲をそそる香ばしいタレの塩味(えんみ)と焼き芋の甘みが合わさった仕上がりに、試食した人たちを驚かせていた。


同店の担当者は「焼き鳥店としてサツマイモのおいしさをどう表現できるか追究した」と話していた。

「多くの人に焼き芋のおいしさを」

軽トラックによる焼き芋の移動販売を手がける「石焼き芋 大野屋」はさまざまな品種の焼き芋を用意している。


ハロウィンシーズンとも重なる会期のおすすめの一つとして、ハロウィンスイートという品種の焼き芋を販売する。

ハロウィンスイートは焼き上げると、カボチャのような鮮やかなオレンジになり、上品な甘さやしっとりとした食感が特徴とされる。


同店代表の大野孝貴さんは「日本の焼き芋は世界にも通用する食文化だと思う。イベントを通じて、より多くの人に焼き芋のおいしさを知ってもらいたい」と話していた。

フォトスポットや焚き火も

会場では、キッチンカーやテントが広場を囲み、広場の一角には「やきいも広場」の文字があしらわれたフォトスポットも用意されている。


都心部ではめずらしい焚き火が見られるコーナーもある。

薪をくべるなどの作業はスタッフが行い、見学のみだが、風で揺れる炎を眺めてリラックスできる。

実施は午後3時から同8時まで。

会期は10月31日から11月3日まで。

開催時間は正午から午後8時。飲食販売は同7時に終了する。入場無料。