Rettyが2022年に流行したグルメを調査 キーワードは「伝統×進化系」


 実名型口コミサービスのRettyを運営する「Retty」(東京都港区)が発表した「2022年に流行したグルメ」のアンケート結果で「お芋スイーツ」がトップに選ばれた。同社は結果について、「秋の定番とも言えるお芋スイーツですが、今年はさらに市民権を獲得。専門店を目にする機会が増えたのも、流行を感じる理由のようです」と言及。2位が「カヌレ」、3位が「ノンアル/微アル」と続いた。
 第4次といわれる焼き芋ブームが2022年も続き、品種や製法にこだわった高級焼き芋や、サツマイモを使った多彩なスイーツが相次ぎ登場。「お芋スイーツ」を巡っては、「新しい専門店が増えた」「希少な品種も食べられるようになって多様性が広がった」と定番アイテムからの「進化」を指摘する声が多く寄せられたという。

 また、60代の回答者のうち48.5%が「お芋スイーツ」を挙げたといい、中高年の”基礎票”の多さも票数トップに押し上げる要因となったとみられる。

 コロナ禍以降、健康志向がトレンドグルメにより反映されるようになっているといい、Rettyは「食物繊維やビタミンが豊富で体にいいイメージも、シニアを中心に支持される理由かもしれません」としている。

■上位共通のキーワードは「伝統×進化系」

 Rettyは、上位にランクインしたグルメについて「定番ものや過去に流行したものが形を変えて登場した『伝統×進化系』なグルメが目立った」と総評。

 「お芋スイーツなら『高級焼き芋』、カヌレなら『半熟カヌレ』、ドーナツなら『生ドーナツ』『ボンボローニ』、かつ丼なら『とじないかつ丼』など、懐かしさもありながら新しさも感じられるバラエティに富んだトレンドグルメが登場した」などと今年を振り返った。

 また「お芋スイーツ」と同様に「ノンアルコール・微アルコール」や「オートミール」、小粒で楽しめる「カヌレ」、低カロリーな「わらび餅」ーといったように「健康志向」の要素も上位に浮上したアイテムで多くみられたという。

 調査は、Rettyユーザーを対象に11月下旬にインターネット上でアンケートを実施した。有効回答者数は1046人で、「2022年に流行したと思うグルメ」を3つまで投票してもらう形で行い、上位10件を発表した。

■Rettyユーザーおすすめの店も紹介

 Rettyでは、今回の結果発表と合わせ、ランキングに入った各グルメを楽しめるRettyユーザーおすすめの店舗も紹介する記事(https://retty.news/35940/)も公開。
「お芋スイーツ」関連は、「日本橋 芋屋金次郎」(東京都)や「焼き芋専門店 芋やす」(同)ーが紹介されている。【さつまいもニュースONLINE編集部】

 「2022年に流行したグルメ」のトップ10結果(出典:Retty)
1位 お芋スイーツ
2位 カヌレ
3位 ノンアル/微アル
4位 オートミール
5位 ガチ中華
6位 飲むわらび餅
7位 完全メシ
8位 ビリヤニ
9位 生ドーナツ
10位 進化系かつ丼