「一日一食白米をおイモに」独自"健康法"を紹介 吉元誠さん著書刊行

 国の機関でサツマイモの機能性などの研究にあたってきた経歴を持つ農学博士の吉元誠さんがこのほど、サツマイモを通じて食生活や健康などを見つめる著書「最強!スーパーフード サツマイモ」(KTC中央出版)を刊行した。準完全栄養食で知られるおイモの成分や効果に着目し、「一日一食白米をサツマイモに置き換える」などの独自の"健康法"も紹介している。

「最強!スーパーフード サツマイモ」

 同書ではサツマイモを赤ちゃんからシニアまで手軽においしく摂取できる「最強の健康食品」と位置づけ、豊富な栄養成分の紹介や他の食品との比較などを通じ、おイモの魅力を分かりやすく解説。おイモとの新たな向き合い方を考えさせる1冊となっている。

■おイモの「最強コンビ」は魚
 
 サツマイモが他の食品に優れる点としては、「血糖値を上げにくい低GI食品であるため、太ることなく健康に必要な分の炭水化物を摂取できる」「トマトの2倍以上のカリウムが含まれているので、日本食と相性が良い」「ビタミンCとビタミンEを同時に摂取できる」などと指摘。

 さらに、サツマイモに不足するたんぱく質や脂質をカバーする方法として、「最強コンビ」として、魚食も提案している。
サツマイモと魚食を提唱する同書のページイラスト

 長年、サツマイモ研究にあたってきた吉元さんならではの知見として、世界のサツマイモ事情もさまざま紹介。サツマイモの歴史、各国の違いや共通点を分かりやすく説明している。

 サツマイモのおすすめの食べ方や保存法の紹介もある。

 A5版、280ページ。価格は税別1700円。全国の書店やAmazon、楽天ブックスなどで販売している。【さつまいもニュースONLINE編集部】