鳴門金時と紅はるか使った限定「濃厚バターお芋大福」


和菓子の亀屋万年堂(総本店・東京都目黒区)は1日から、10月の期間限定の大福として鳴門金時と紅はるかの2種類のサツマイモを使用した「濃厚バターお芋大福」の販売をスタートさせた。大福の芋あんの中には、北海道産フレッシュバターも入っており、サツマイモの甘みと塩味の効いたバターのマリアージュが楽しめるアイテムとなっている。一つ一つ手包みで仕上げた濃厚でリッチな大福で、和の芋活を堪能したい。【さつまいもニュースONLINE編集部】

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「旬のおいしさを」10月限定の大福

亀屋万年堂では各月で、「旬のおいしさを贅沢に味わう」をコンセプトに旬の果物や野菜を使用した「贅沢“旬”大福」と題した期間限定の大福を販売している。


その一環で10月に登場するのが「濃厚バターお芋大福」だ。

濃厚バターお芋大福は、徳島県産の鳴門金時と静岡県産の紅はるかを使用。前者は甘さ控えめの上品な芋あんとして、後者は甘露煮にして大福の中に詰めた。
「異なる良さを持つさつまいもをダブルで使用することで、さつまいもの美味しさや魅力を最大限に味わえるようにしました」と同社は説明する。

おイモ引き立てるバターのあん

おイモの味わいを際立た出せるポイントとして、芋あんの中に、さらに北海道産フレッシュバターのあんを加えた。バターには沖縄県産海水塩が加えられており、溶けるような口溶けとすっきりとした後味を感じられるように仕上げた。

サツマイモのゴロっとした食感などを生かすため、職人がひとつひとつ素材を手包みして、大福をつくり上げているという。

亀屋万年堂の直販26店舗で10月1日から31日まで販売する。価格は、1個で税込み291円。数量限定のため、売り切れとなる場合もあるという。


亀屋万年堂は1938年創業で、戦時下に創業者が戦地に召集されるなどの困難を経て1946年に営業再開し、現在に通じる歩みを続けてきました。1963年にはイタリア旅行で現地の菓子に刺激を受けた創業者が和菓子風の洋菓子「ナボナ」を発売し、人気商品に。ナボナを巡っては、当時、読売巨人軍で現役の人気選手だった王貞治氏をテレビコマーシャルに起用したことでも話題を呼びました。近年の動きでは、2021年に菓子総合メーカーのシャトレーゼホールディングス(山梨)の傘下となりました。厨房付き店舗の出店の拡大にも取り組んでおり、出来立てのおいしさを提供する取り組みにも力を入れています。