さつまいも博2024が開幕 過去最多の45社・団体が出展


国内最大規模のサツマイモの祭典「さつまいも博2024」が20日、埼玉県さいたま市のさいたまスーパーアリーナのけやき広場で始まった。今回で4回目を数え、過去最大規模の45社・団体が出展している。サツマイモの作り手、売り手、そして買い手の3者を結ぶコンセプトや企画で、おイモの魅力を内外に発信する。会期は25日まで。入場無料【さつまいもニュースONLINE編集部】

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王道から進化系までずらり

さつまいも博は2020年に始まり、新型コロナウイルス感染症下の休止にも直面しながら、今回で4回目を数えるサツマイモをテーマにした国内の代表的な祭典だ。2022年からは、夏版のさつまいも博もスタートさせており、冬季・夏季を合わせると、今回で6回目。

全国の焼き芋専門店やおイモスイーツ専門店をはじめ、大手菓子メーカーや地方自治体など、過去最多の45社・団体が会場に集う。「王道」の焼き芋や人気のおイモスイーツだけでなく、定番の大学芋や芋けんぴ、芋のチップスなど、多様なおイモのアイテムが全国から勢ぞろいしている。

会期中には、さつまいも博恒例の人気イベントで、日本一の焼き芋を決める「全国やきいもグランプリ」もある。有名店や人気店、新規参加店を含め全25店舗がエントリー。チャンピオンの称号をめぐって、熱いたたかいが繰り広げられそうだ。

全国やきいもグランプリのエントリー店舗

生産農家にもスポットライト

近年、サツマイモをテーマにした物販をメーンにしたフードイベントが全国で花盛りで、おイモ人気を各地で盛り上げている。さつまいも博は生産農家にスポットライトを当てた企画づくりにも力を入れているのが大きな特徴だ。

24日には「日本さつまいもサミット」と題し、年間で最も優れたおイモや生産者の表彰式を開催する。また、会場では同サミットで表彰されたおイモが生芋で購入できるブースも用意されている。

入場料廃止、前回上回る人出か

各日午前10時~午後6時。会場のけやき広場は敷地内で隣接するさいたまスーパーアリーナやビル群から吹き降ろす強い寒風に見舞われることもあるため、十分な防寒対策がおすすめ。

また、昨年は5日間で5万人を集めたが、今回は会期が6日間と1日長いうえ、入場料を廃止し、買い回りの時間も無制限となったため、例年より多い人出やにぎわいも見込まれている。