奈良のブランド純氷「大和氷室」使った限定「焼きいもかき氷」


氷の神を祀る氷室神社があり、古代の冷蔵庫「氷室」発祥の地ともいわれる古都・奈良。そんな奈良の製氷会社「日之出製氷」がつくる「大和氷室(やまとひむろ)」と呼ばれるブランド純氷を使った「焼きいもかき氷」が今夏から季節限定で登場している。発売したのは「蜜いも天ぷら専門 いも武」(奈良県香芝市)。奈良の氷文化と、暑い夏にも焼き芋を楽しんでもらいたいと、大和氷室と組み合わせるかたちでつくりあげたかき氷だ。【さつまいもニュースONLINE編集部】

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いも武の店頭


焼き芋ソースをふんだんに

焼きいもかき氷は、軽い口どけが特徴の大和氷室のかき氷の上から、じっくりと焼き上げた紅はるかをペーストにした濃厚でふわふわの焼き芋ソースがふんだんにかけてある。

また、ベースとなる自家製シロップは、奄美諸島産の素焚糖(すだきとう)を採用し、やさしい甘みが感じられるミルク味のソースもかき氷の味わいを引き立てる。


「最後まで飽きない」新感覚を

さらに、塩焼き芋や黒ゴマ、ゆで小豆がトッピングされ、食べ進めながら味の変化も楽しめることで、「最後まで飽きない新感覚のかき氷」(同店)に仕上げた。

今夏から季節限定で販売をスタートしており、味わった客からは「焼き芋ソースが思ったより濃厚」「塩焼き芋と小豆で味変できていい」といった声が寄せられているという。

冷スイーツ、多く取り揃え

価格は、税込み600円。同店では、焼きいもかき氷のほかにも、アンデスの岩塩に漬け込んだうえでじっくりと焼き上げた塩焼き芋を冷やし、たっぷりのソフトクリームを添えた「冷し塩焼き芋ソフト」(税込み600円)や、紅はるかの焼き芋を使ったいもソフトクリーム(同350円)、冷し塩焼き芋 (同300円)―など冷スイーツをさまざま取り揃えている。

冷し塩焼き芋ソフト

店舗は、香芝市役所から南東に直線で600mほどに位置。住所は、奈良県香芝市磯壁3丁目91番2号。営業時間は午前11時から午後6時まで。原則無休。


同店は、蒸したサツマイモを特製の蜜に漬け込み、衣でサックリと揚げた「蜜いも天」を販売する持ち帰り専門店として今年オープン。近畿でフランチャイズ店舗の経営などを手がける武嶋(大阪市浪速区)が開業した。